日記
平井大さんのデビュー前の記録映像、 シンガー志望者向け。誰しもが通っていく道。
いまや日本でも数々のロングヒットを飛ばすシンガー・ソングライターになった
平井大さんの17歳の頃の写真。
今年はメジャーデビュー10周年を迎え、全国ツアー公演も展開している超大物である。
私たちが行ってきた過去のTRUE STAR WORLD GRAND PRIXの東京大会(2007年)に出場し、
銀メダルをとった。
当時はまだウクレレ一本の演奏者であり、歌を歌うスタイルはまだ確立されていなかったという。
しかし、すでに日本No.1のウクレレ奏者として膨大な数のオリジナル曲をすでに作曲していた。
その時の決勝に選ばれるときの動画が残っている。最後にギリで滑り込んだ感じ。(笑)
しかし、この瞬間が彼のその後の人生を大きく変化させた可能性は高い。
彼はこのオーディション以前ではそれこそ無名であるし、
それほどの大きな自信をまだ持っているわけでもない。なにせ歌ってすらいないのである。
理由は?
当時のプロデューサーがOKを出さなかったらしい(笑)
ちなみに、曲名は「Stand by me」だったという。それくらい、歌うこと自体にはまだ自信が持ててなかったという事。
だが、しかし、しかし、である。
彼は今や超売れっ子であるし、ドラえもん映画の主題歌やCM、スターバックスでも
彼の歌声は聴こえてくる。しかもソロで何万人収容のコンサートをできるのは、小田和正さん
以外は彼くらいという話もある。
いずれにせよ、この一瞬によって、彼は大きな勇気と自信が与えられたに違いない。
「俺、外れるのか??それとも選ばれるのか??…」
誰しもが通り抜けていかないといけない道なんだろう。
下記の動画からもそれはよく伺える。
MC「いまの心境は?」
平井大「残るとは思っていなかったのですごく嬉しいです」
人の人生というのは、分からない。
一瞬が人の運命を変える、その時を経験できることがとても後に大きな財産となる。
彼はそこから大きな自信もえるが、同時に実は悔しさも得ている。
これを受けて、彼は終わった後、控室で泣き崩れていたという。
こういったタイプのオーディションで、2位に終わることで逆にその後伸びていく
人がいることはご存じだろうか?
米国のアメリカズガットタレント、X-Factorなどもそうだし、日本でも
そうだ。強烈なインパクトでYoutube再生回数1億回をすぐに突破した
「British Got Talent」のスーザン・ボイルも最後は2位で終わっている。
しかし、その後の活躍は誰しもが知るところである。
逆に2位にしておいて良かったくらいだ。(笑)
その後、彼は、悔しさをバネに這い上がっていった人である。彼には、
プロデューサーからハワイのウクレレ第一人者ジェイク・シマブクロさんを紹介され、それからホノルル音楽祭のテーマ曲を手掛けることになり、
じわじわと飛躍していくことになる。
その後、数年後にメジャー・デビューをはたし、今年で10周年である。
NHK紅白歌合戦2021年も初出場。そこで歌っていた曲は
「Stand by me, Stand by you」であった。
そのプロデューサーに後に某大手エンタメ会社内でたまたま会った時に
その歌を彼のために歌って披露してあげたという。彼なりの恩返し?見返し?ができたことだろう(笑)
いま最も波にのっているソロ・シンガーの一人である。